体重制限やフライングスタートなど、基本的な競艇のルールをまとめました。

競艇のルール

競艇のルールは決められた周回コースのゴールを最初に通過した選手が勝ちで、3着以内が舟券の対象です。
レースの勝敗予想をする点は他の公営ギャンブルと同じですが、フライングスタート方式や展示航走など競艇には独自のルールがあります。

 

競艇のルールとペナルティの種類、予想する際に重視するポイントを解説いたします。

 

選手のルール(最低体重)

体重計のイラスト

プロスポーツになるため、出場できるのは厳しい試験をクリアして養成所を卒業したプロのみです。
重賞など大きなレースは実績がある選手しか出場できませんが、基本的には全選手がハンデなしのフラットな条件で勝負します。

 

選手に求められる最低限のルールは最低体重のみ。
2020年11月1日より最低体重のルール変更され、新ルールでは男性52kg(従来は51kg)、女性47kgです。

 

基本的に体重は軽い方が有利で、最低体重に満たなかった場合は重しを付けて調整することができます。
新ルール適用後は女性選手が活躍するシーンが増えていくでしょう。

 

理論上は最低体重の軽い女性の方が有利ですが、旋回時に筋力を使う要素があるため、重賞では男性選手が好成績を残すことが多く、最低体重を下回って重しを付けた選手は筋力面で不利な要素があります。

 

また、水面の波が大きい状況では体重が重い方が安定し、穏やかな水面になるほど軽さの優位性が高くなると言われています。

 

レースの概要

3つのターンマーク
競艇は左回りで2つのターンマーク(旋回する大きなカラーコーン)の外側を回る一周600mのオーバルコースを3周します。
競艇場は全国24場ありますが、1周の長さと周回数は全て共通。ピットからスタートラインまでの距離や、コースの広さが各競艇場で異なります。

 

レースは全て6艇で争われ、公営ギャンブルの中ではもっとも出走数が少ないです。
またレースの規模や条件を問わず出走数が6艇に固定されて増減することがないのは競艇ならではの特徴です。

 

フライングスタート方式

スタート前に助走を取って走り始めるフライングスタート方式を採用しています。競艇は逃げ・先行が圧倒的に有利になるため、スタートが重要です。
コース別に決まったタイミングでスタートすれば良いと思われるかもしれませんが、競艇は節ごとにモーターが変更され、風や波の状況で適切な助走距離と走り始めるタイミングが変わってきます。

 

スタートの重要性が高いため、フライングと1秒以上の出遅れは失格。さらに過去のスタート事故(フライング等)に応じて出場停止処分を受ける厳しいペナルティが用意されています。
スタートの得意・不得意だけではなく、選手がリスクを背負ってギリギリのスタートを狙うのか、それとも安全マージンを取った無難なスタートにまとめるのか見極めることが重要です。

 

コースは進入順

6艇固定で行われる競艇は1~6コースがあり、ピットを離れてから各選手がコースに進入します。
多くのレースでコースは進入順になり、ルール上は6枠の選手が1コースに入ることも可能です。(レースによっては進入固定されることもあります)

 

強引にインコースを取れば有利だと思われがちですが、競艇はフライングスタート方式でエンジンをかけたボートはアイドリングで少しずつ前に進みます。
無理に進入をすると前に進みすぎて必要な助走距離を取れなくなってしまうため、半分以上のレースが枠の順番通りにコースへ進入しています。

 

展示航走

本番レース直前に出場する全選手が一斉にスタート練習するスタート展示と、各選手が1人ずつコースを全力で2周走ってタイムを計測する周回展示が行われます。

 

2種類ある展示航走でフライングや悪い周回タイムを出してもペナルティはありませんが、各選手は展示航走に全力で取り組むことが義務づけられています。
予想に役立つ情報がたくさんありますので、なるべく展示航走の結果を見てから舟券を買うようにしてください。

 

レース中のルール

レッドカードを出す審判

レース中は他の選手を妨害してはいけないルールがあり、違反した選手は内容に応じて失格・事故点数加算のペナルティを受けます。

 

また、自爆や接近バトルによる接触を理由にした転覆などもありますが、レースが始まればフライング・出遅れによるスタート事故を除いて舟券が返還になることはありません。
2周目以降は返し波の影響を受けるなど運の要素もあるため、稀に実力が低い外枠選手が上位に入る大波乱が起こります。